レーシックの手術は自由診療です。
これはどういうことかというと、健康保険証を提示しても全額を負担しなければいけないということです。
そのため、手術にかかる費用は安くても10万円程度〜と高額になっているわけです。
そんなレーシックですが、では絶対にどこからも資金の補助が受けられないのかというとそんなことはありません。
まず最初に受けられるのは医療費控除です。
医療費控除というのは確定申告を行うことで1月から12月の間にかかった医療費を経費として控除してもらえる制度です。
この場合、年間の全ての医療費の合計が10万円以上になると利用することができます。
レーシックの手術代以外にも病院へ行った時のレシートやその際にかかった交通費なども控除の対象になりますし、自分以外の同居の家族の医療費も同様ですから、領収書はしっかりと保管しておきましょう。
注意が必要なのはサラリーマンの場合です。
サラリーマンの場合には普通確定申告は行わないですが、医療費控除を受けるという場合には年末調整では手続きができませんので、別途確定申告を行う必要が出てきます。
また、民間の生命保険や医療保険に加入している場合には、その保険の給付金でレーシックの手術代が戻ってくる可能性があります。
厳密には加入している保険の内容によって違ってくるのですが、戻ってくるケースも多いので、保険に加入している場合には確認してみると良いでしょう。
その場合にはレーシックの手術という言い方ではなく「レーザー角膜屈折矯正手術」と伝えましょう。
もしも保険で給付金がもらえるという場合には、医師の診断書が必要になってくるはずですから、忘れずに作成してもらいましょう。
ただし、最近では保険の給付金を受け取るための要件が非常に厳しくなってきていますので、場合によっては受け取れないということもあるかもしれません。
レーシックは自由診療ですが、医療費控除や加入している保険の給付金を利用すれば、手術代が少しは戻ってくることになります。