レーシックの手術を受けるためには、費用として少なくとも10万円程度は見ておかなければいけません。
手術の方法などによってはそれ以上の費用が必要になってくるということももちろんあります。
このようにレーシックの手術に大きな費用がかかるのは、健康保険が適用されない自由診療だからと言えます。
健康保険が適用される治療の場合には私たちの費用負担は通常3割ですが、自由診療の場合には10割負担になってきます。
そのためとても負担が大きくなるのです。
こうした自由診療の医療費は完全に全額を自己負担しなければいけないのかというと、実はそういうわけでもありません。
特にレーシックの場合には10万円を越える場合が多いので、誰でも確定申告をすることでいくらかが還付されるようになります。
この仕組みを医療費控除と言います。
医療費控除というのは、その年の1月から12月までの間にかかった医療費の合計が10万円以上の場合に、200万円を上限に所得から控除ができるという制度です。
この時に医療費に含まれるものは、保険適用のものはもちろんレーシックなどの自由診療の医療費もそうですし、病院へ行くための交通費も含まれます。
また、同居の家族がいる場合には家族の分も合算することができますので、忘れずに領収書を保管しておくようにしなければいけません。
そして忘れてはいけないのは、必ず確定申告を行うということです。
サラリーマンの場合、普通は年末調整で全ての手続きが完了しますが、医療費控除の場合については確定申告でのみ手続きを行えますので、忘れずに行いましょう。
確定申告というと難しく感じるかもしれませんが、毎年その時期になると税務署で係りの職員が書き方などについて教えてくれるコーナーもありますので、思っているほど難しくはありません。
ただ申告をするだけで還付を受けられるので、ぜひ医療費控除の手続きはすると良いでしょう。
また、民間の保険に加入している方の中には、レーシックの給付金をもらえる内容になっているということもあるかもしれません。