レーシックの手術は簡単に言うと、角膜をレーザーで削ることで視力を良くするという方法です。
視力矯正というと、これまではメガネやコンタクトレンズを使用するものでしたが、レーシックで角膜自体を調節してしまえば、メガネやコンタクトを使うことなく快適に物が見えるようになるというわけです。
レーシックの手術は非常に短時間で受けることができるので、基本的に手術は日帰りで行われます。
手術の行程としては、角膜の表面を薄く削ってフラップと呼ばれる蓋のようなものを作り、そしてそれをめくって下の角膜を削ります。
その後フラップを被せればそれで完了です。
視力の回復が実感できるのは手術後2〜3時間経った頃からで、比較的早くからしっかりと見えることが実感できるでしょう。
この期間には個人差がありますが、遅くとも手術の翌日には視力が改善しているのが実感できるはずです。
術後すぐに視力の回復が実感できるということは事実ですが、しかしそれで完全に視力回復しているかというとそれは違います。
しっかりと定着するまでには3ヶ月程度の時間が必要で、その間に定期健診を受けるということも必要になってきます。
また、レーシックの手術は安全性という面での心配ももちろんあります。
例えば、レーシックを行っているクリニックで感染症が出てしまい問題になったことがありました。
こうしたクリニックの様子をよくよく調べてみると、衛生状態があまり良くなかったということがあげられます。
そこで大切なことは、レーシックの手術は衛生観念のしっかりとしているクリニックで行うということです。
また、レーシック手術後にドライアイやハロ・グレア現象などが起こることがあります。
こうした症状は徐々に回復していくものではありますが、定期健診の時に医師にきちんと相談をしておくことが大切です。
レーシックの手術は安全性の高いものと言われています。
また、視力の悪い人が裸眼でしっかりと見える快適な生活を手に入れられる唯一の方法と言えますので、上手に利用していくと良いでしょう。